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一青窈@鴻巣市文化センター 2011.6.18

去る6月18日(土)、埼玉県鴻巣市の鴻巣市文化センター(クレアこうのす)で行われた一青窈さんのコンサート「一青窈Tour 2011 頬づえ ~夕方早く私を尋ねて」に行ってきました。
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埼玉県の南端に住む私ですが、北に向かっていくことはほとんどなく、高崎線沿線にある鴻巣市も初めての訪問です。「ひな人形と花のまち」なのだそうです。
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小雨が降る中、駅前からバスで会場へ。
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日が経ってしまったので残念ながらMCなどはよく覚えていませんが、セットリストはいつものように終演後ロビーに掲示されていたのであっていると思います。

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この日のステージは、背景にノスタルジーを感じさせる昭和40年代的な夕刻と思われる風景が描かれ、遠くには観覧車が見えています。これが「頬づえ ~夕方早く私を尋ねて」のコンセプトなのですね。

1曲目「うれしいこと」:♪お願い、きいて あたしね、ちゃんと考えてたんだよ♪ で始まる可愛らしい歌。一青窈さんの乙女チックな側面が見られる曲です。冒頭、おもちゃのピアノを窈さんが弾いて始まりました。

2曲目は、自分の歌ではなく「上を向いて歩こう」をアカペラで歌いました。震災以降、いろいろな人がこの歌を歌っていますが、窈さんが歌うと彼女独特の情感がこもってしっとりとした感じになります。

3曲目「夢なかば」:この曲は(たぶん)初めて聞きました。4曲目「一思案」。5曲目「かざぐるま」:ある理由で最近何度も聞いた曲です。この曲の後半の間奏で盛り上がって行くところが大好きです。6曲目「大家」:「誰かに言われてパパに会いたくはなる よみうりランドの観覧車を覚えてる」の部分を語りで、そのあとから歌い始めました。7曲目「『ただいま』」:窈さんのコンサートでは久しぶりでしょうか?派手なところのある歌ではありませんが、一青窈らしい心に残る曲です。(ちょっと調べたら「『ただいま』」は私がブログを始める前の2008年夏の「Key~Talkie Doorkey」でアンコールの最後に歌われて以来のようです。)

ここからは彼女が昨年あたりからテーマとしている「歌謡曲」にスポットをあてて、昭和の時代の歌謡曲をカバーして歌うコーナーとなります。

8曲目「終着駅」:♪落ち葉の舞い散る停車場は 悲しい女の吹きだまり だから今日もひとり 明日もひとり 涙を捨てに来る♪ 私の世代ならばかろうじて覚えている奥村チヨの大ヒット曲(昭和46年、私は幼稚園児)。なるほど、窈さんが歌うとこうなるのか。声と曲がマッチしていました。

9曲目「逢いたくて逢いたくて」:♪愛した人はあなただけ♪ で始まる園まりの大ヒット曲(昭和41年、私の生まれた翌年)。逢いたくて逢いたくてどうなるかというと、最後は「淋しくて死にたくなっちゃう」んですね。震えるどころではありません。

10曲目「夜明けのうた」:岸洋子が歌ったスタンダードナンバー(昭和39年、私が生まれる前年)。いろいろな人がカバーしているんですね。最近では東京事変も。

続いて、新しいアルバムについて言及。いろいろなミュージシャンの方(渡辺真知子さんやつんくさんなど)に書いてもらっているのだそうです。その中から、つんくさんから提供された曲を歌いました。11曲目「悲しみジプシー」:言われてみれば、いかにもつんく、という感じの楽曲で、一青窈の歌としては新鮮。12曲目「泣きべそ」:これも新曲。映画「唐山大地震-想い続けた32年-」のイメージソングですが、東日本大震災の影響で映画そのものが上演延期になったため、配信も延期になっています。

ここでMC。「去年の夏、表参道の裏道で友人と流しそうめんをしていたときのこと。」...ん?これは去年の秋のコンサートのMCで使っていたネタじゃないか、まあいいや、と思って聞いていました。「見知らぬ女性が近づいてきて、『一青窈さんですよね。』というので『ええ。』と答えると、私を見てしきりに言うんです。『小柄ですねえ。』」はっと失敗に気づく窈さん。このネタ、実はその女性が窈さんにしきりに「小粒ですねえ。」と言うので何かもやもやするなと思って、家に帰ってから彼女は「小柄ですね。」と言いたかったのだと気付いた、というもの。その最後のオチの部分を先に言ってしまったわけです。(去年のMCは「一青窈@須坂市文化会館メセナホール 2010.10.19」を参照。)

ともかく、その話をもとにマシコタツロウ氏が曲を作ってくれて「小粒」という小品が出来た、というのが去年のお話。今年はその続編で、窈さんがどこかのお店に入った時に「あの曲大好きなんですよ...泣き寝入り。」と言われたという話をもとに、去年の「小粒」の節に新たに詞を付けたのが13曲目「泣き寝入り」

ここからは終盤、窈さんの代表曲が続きます。14曲目「空中ブランコ」。15曲目「ホチKiss」。16曲目「もらい泣き」(泣き寝入りではない)。17曲目「さよならありがと」。アップテンポな曲が続き、時に窈さんが客席に降りてきてぐるっと回り、盛り上がりました。

本編最後の17曲目は「うんと幸せ」:運動をしたあとの整理体操のように、弾んだ心を静めてくれる曲です。とてもいい曲なので、もっといろいろな人に知ってほしいのですが。



アンコールではグッズの紹介、そして3曲。

E1「らぶれたぁ」。E2「時代」:中島みゆきの名曲。これはちょっと驚きました。E3「ハナミズキ」:最後はこの曲で感動的なフィナーレとなりました。

今回のツアーはこの鴻巣公演だけに参加しましたが、「ああやっぱりもう1回見たい。」との思いを強くしました。一青窈さんのコンサートは完成度が高く、聞き甲斐があるので2回は行きたいところです。残念ながらすでにツアーは終盤で、残すは島根・鳥取・静岡での公演だけだったので諦めましたが。

                    ☆

窈さんは地方でのライブでは必ずその土地の話をするのですが、この日は「次念序(じねんじょ)」というラーメン店に行った話をしていました。有名店だそうです。

終演後ロビーに貼りだされたセットリスト(ちょっと読みにくいですが)。
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ロビーではグッズやCD類を売っていました。私はプログラムだけ購入。
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【2011.7.28 写真追加】

その後、辛島系の友人のT夫妻と合流して、夕食をとりに行きました。
 ↓ ↓ ↓

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一青窈@須坂市文化会館メセナホール 2010.10.19

昨年(2010年)10月19日(火)、長野県須坂市にある須坂市文化会館メセナホールで行われた「一青窈 Tour 2010 『おかわりありませんか』」に行ってきました。

実はこのコンサートツアー、8月下旬に行われたZepp Sapporoでのチケットを早くから入手していたのですが、都合で帰札そのものを取りやめざるを得なくなり、泣く泣く断念したのでした。(Zepp Sapporo×一青窈、という組み合わせにも興味があったのですが・・・。)

いっぽう、埼玉と千葉でのコンサートはすでに終了もしくはsold outで、最終日の東京公演はもともと日程的に行けない・・・それでも行きたい、ということで日程や距離を勘案し、学園祭休み中で、長野新幹線+私鉄で行ける須坂に行くことになったわけです。せっかくなので、近隣の湯田中温泉での宿泊を含む2泊3日の旅を組み合わせることにしました。

須坂までの道中は、私鉄の長野電鉄乗車など面白いこともいろいろとありましたが、それは旅行記として別記事でアップすることにして、以下では、最寄りの須坂駅到着からをレポートします。

                    ☆

須坂駅前でタクシーに乗り、「文化会館までお願いします」と言ったら「メセナホールですね?」と確認されました。地元では「メセナホール」の方が通りが良いようです。会場に着くと、駅前の雰囲気とは似ても似つかない(と言っては失礼ですが)立派なホールでした。
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それでいて、中に入ると、コーヒーとカップケーキを売るワゴンのそばで、テーブルを出して長野の味「おやき」を売っているではありませんか。すでに開場は始まっていましたが、これは腹ごしらえに食べねば!というわけで、「丸茄子」と「おから」のおやきを1個ずつ買い、ロビーで食べました。
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                    ☆

大ホールの入口を入ると、CDやコンサートグッズを売っていましたが、今回は購入を見送りました(どうもPerfumeのときの癖で、“基本買う”みたいなスタンスになっているのがやばい)。座席は2階席の最前列、下手側。まあ、ぎりぎりで来ることを決断してとったので仕方ありません。

開演予定を5分過ぎた18時35分に客電が落ち、コンサート開始。ステージの暗がりの中でバックの3人が登場、演奏が始まり窈さんが登場。まだ何の曲かはわかりません。

と思ったら、1曲目は私の大好きな《つないで手》ではありませんか。あまりにも早すぎて、気持ちがなかなか追いついていけませんでした。2曲目《影踏み》、3曲目《栞》という定番の曲が続き、1回目のMCへ。

「今年『花蓮街』というアルバムを出し、ツアーを行ったのだけれど、もっといろいろな所に行きたいということで、小編成(ピアノ、ドラム、ギター)のコンサートを組むことにした。」と窈さん。「おかわりありませんか」というタイトルには、「元気ですか」という意味と、「ライブもういっちょいかが」という2つの意味をかけているとのこと。

今日は新幹線で来て、須坂に入ってから時間があったので「臥竜(がりゅう)公園」にある動物園に行ったとのこと。何と入場料が200円で(会場から笑い)こんなに安くてやっていけるのだろうかと心配になったとのことでした。入ると遊園地みたいなエリアがあって、先に進んでいくと山羊が段々になったところの上の方にいて、見下ろされて「メ~」と鳴かれたり、何故か犬がおりの中にいて、「え?犬?」と思ったことなどを話していました。

テレビ番組(「行列のできる法律相談所」)の「カンボジアに小学校を贈ろう」という企画でカンボジアに行った時の話を。子供たちと一緒にアンコールワットへ行ったら、ブーゲンビリアの花に向かって子供たちがうわっと一斉に走り出し、何事だろうと思ったら、子供たちは花を初めて見たという。いつも色とりどりの絵を描いているのに。「子育てっていうのはこういうことなのかもしれないと思うんですが、こういう“初めて”の場面に立ち会えるのは幸せなことだと思いました。」

このMCに続けて4曲目はその企画のテーマ曲でもある《はじめて》が歌われました。5曲目の《翡翠》を歌った所で再びMC。

このタイミングだったでしょうか、「花蓮街」ツアーでも使われた「スナック窈」の看板がステージに登場したのは。窈さんは、お父さんが台湾人でお母さんが日本人だったので、両親が各地を移動することが多く、子供のころはよく埼玉のおばさんの家に預けられていたそうです。そこでおじさんがよくスナックから気持ちよさそうに帰って来るという話をしたところで、スナックの女の子のような扮装をした女性がバンドメンバーと窈さんにコップを渡して行きます。一口飲んで「お茶」と口走る窈さん(まあ、そりゃそうでしょうね)。

ここからいわゆる“昭和歌謡”が3曲歌われました。窈さん自身、昨年後半から、新歌謡=進化窈というキャッチフレーズで、歌謡曲路線への転換を図っていますが、子供のころから、ピンクレディーを歌ったりして、歌謡曲は大好きだったとのこと。

6曲目は、ちあきなおみの名曲《喝采》を。この曲は、ちあきなおみの声のイメージと表裏一体となっているので、他の人が歌うと相当な違和感をぬぐうことができませんが、窈さんの声だとなおさらその違和感が増幅します。でも、これはこれでいいのかな、窈さんの挑戦と考えればいいのかな、なんてことを思いました。

MC。「歌謡曲って何なんだろう、と思っていて、ある時、番組でご一緒した谷村新司さんに聞いてみたら『日本人のソウルだよ』と言われて、なるほどと思ったんですね。いろいろな感情を持つひだひだが心の中にあって、そのひだひだに寄り添うようにしてあるのが歌謡曲なのかな、って。私にとって歌謡曲と言えば阿久悠さんなんですが、これから歌う《思秋期》という歌は、何がすごいかというとタイトルは歌の中に出てこないのに18歳のその情景がありありと思い浮かんでくるんです。」

7曲目《思秋期》

MC。窈さんが、さきほどの動物園の話のつながりで、バックバンドのメンバーに好きな動物を尋ねます。ピアノの女性:実際に見たことはないが崖の上に立っているライオン、雌でも存在感がある。ドラムの男性:ウサギを飼っている。ウサギの話を始めると2時間ぐらい経ってしまう、等々。

続いて歌うのは、服部良一氏の生誕100周年記念のトリビュートアルバムに参加した時に歌った曲。かつての世界に誇るキャピタル東京がそこにある。

8曲目《東京の屋根の下》

今年出したアルバム「花蓮街」は、新歌謡=進化窈というプロジェクトの一環だったのだが、自分が歌謡曲の詞をちゃんと書けているのかということを考えさせられた。その中から3曲。

9曲目《凧あげ》、10曲目《上の空》、11曲目《Final Call》。《凧あげ》は情感的なところが、《上の空》はちょっと投げやりな感じが、《Final Call》は空間に広がる感じが、それぞれ魅力的などれも一青窈ならではの曲だと思います。

MC(今日はMCが小刻みに挟まれます)。このまえ表参道の裏道で友人と流しそうめんをしたことを窈さんが話し始めました。通りかかった女性から声をかけられたので、「一緒にどうぞ」と誘ったのだが、その女性はしきりに窈さんのことを、「小さいですね、顔も小さくて、かわいらしくて」とほめていたのだとか。が、たびたび「小粒ですね」と言われ、家に帰ってからも何かもやもやすると思っていたら、床についてはっと気が付いた。あの女性は「小柄」と言いたかったのではないかと。・・・そんな話をしたらマシコタツロウ氏が曲を作ってくれたのだそうです。そうして出来上がった《小粒》という歌を12曲目として披露(ちゃんと公演後に貼り出されたセットリストにも書いてありました(笑))。今話したエピソードをそのまま散文的に詞にした歌。こういう準即興的なノリは楽しいですね。

13曲目は私が知らなかった《ホチKiss》という歌(公演後の掲示で知りました)。あとからネットで検索したらシングル「かざぐるま」のカップリング曲でした。この曲のときに、客席前方に係員が配置されているのに気付き、さらにステージから客席に降りる階段が設置されていることに気付き、あれ?と思ったら、窈さんが上手の階段から1階客席に降りて来るではありませんか。私は2階席なので残念な思いをしながらも、近づいてきたときにこちらにも手を振ってくれたので、前のめりになって手を振り返しました。窈さんは、歌いながら1階前方の客席をぐるっと一周して下手側の階段からステージに戻りました。

14曲目は《冬めく》。夏のコンサートでは季節外れ感を否めなかったこの曲も、この時期になると違和感がなくなります。そして15曲目は満を持して《もらい泣き》、盛り上がりました。

MC。「そろそろ『スナック窈』も閉店の時間が近づいてきました。」

16曲目《さよならありがと》のあと、最後(17曲目)に歌う《ハナミズキ》について、「9.11のとき、何が起こっているのかまるでわからずにいたら、ニューヨークにいた友達から逐一状況を知らせるメールが入ってきた。そのときに、その友達と友達の好きな人が100年続きますようにと願った。」とコメント。

本編終了20:25。

                    ☆

アンコールの拍手に応え、窈さんとピアノの女性が登場。グッズ紹介が始まりました。(ピアノの女性ですが、紺野紗衣さんというそうです。たまたまブログを見つけました。)

まずは、「スナック窈」にまつわるストーリーが書かれた手ぬぐいを紹介。それを紹介しているとドラムとギターの男性2人が現れ、「のりめんたい」が紹介されました。窈さんがのりと明太子が大好物ということでそれを合体させた商品とのこと。窈さん「試食ターイム!」ということで、ドラムの人がのりめんたいをもって客席に降り、手を挙げた人に試食してもらいます。窈さんもそれに合流し、1人のお客さん(女性)に感想を求め「おいしいです。」窈さん「おいしいですいただきました!」(会場笑)。ステージに戻り、ドラムの男性が着たグッズの胸ポケット付きTシャツを紹介、「のりめんたいも入ります!」ということで「のりめんたい」の瓶を胸ポケットに詰め込みました(会場笑)。

窈さん「よくアンケートに『どこで詞を書きますか』という質問が書かれるんですが、今日はそれに答えます。家で書きます(笑)。」特に、実家の縁側に座って庭に向かっているときに詞が浮かぶことが多いとか。庭には石が3つあってそれは父が置いたもの。子供のときは何がいいのか分からなかったが、大人になって見ると、季節が移ろいゆく中、変わらずにあるい3つの石を見ると落ち着く。そんな思いで作った、デビュー曲のカップリング曲とのことで、アンコール1曲目は《アリガ十々》

 忍ぶ石が庭に三つ
 なんとなく眺めていたら
 変わらぬものがあるのに気づく

という歌詞があるのですが、先ほどのエピソードのあとに聴くといつも聴くときよりも情景が鮮やかに思い浮かびます。この曲は早くにご両親を亡くしている窈さんの、ご両親への深い愛情が感じられて、決して泣かせソングではないのですが、心に沁みる一曲です。

そしてアンコール2曲目、最後の曲は《うんと幸せ》。あまり派手さはない曲ですが、今の一青窈を知るにはこの曲を聴くのが一番ではないかという気がします。愛する人が当たり前のように隣にいることの幸せを歌ったこの曲、最後はこんな風に締めくくられます。

 あなたがうんと歳とって
 あたしはうんとしわくちゃで
 2人の日がどんどん刻まれて
 フィナーレが近づく

 木の葉のようにさらわれて
 ばらばらに落ちていっても
 同じ土に還るまでのすべて
 それを「幸せ」という

 うんと幸せな日々よ

自分がどれほど幸せかを改めて思い出させてくれる歌です。

終演は20:45頃だったでしょうか。2時間ちょっとのコンサートでした。この日は、客層は結構幅広かったのですが、私と同年代と思われる人が多く、妙な安心感(?)がありました。

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一青窈@人見記念講堂 2010.7.10

去る7月10日(土)、昭和女子大学人見記念講堂で行われた、一青窈さんの「一青窈 CONCERT TOUR 2010~花蓮街」に行ってきました。この日がツアーの最終公演です。
100710_01チケット

4月にリリースされた「花蓮街」というアルバムを引っ提げての全国ツアーです。
100710_09花連街

                   ☆

人見記念講堂は、合唱のコンサートや合唱関連のイベントでよく使われているので、おなじみのホールです。舞台に立ったこともあります。しばらくご無沙汰していましたが、つい1週間前に久しぶりに合唱のコンサートで来ました。
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100710_03人見記念講堂

開演前にグッズ売場に寄ると、「花蓮街」をイメージした様々な小物が売っていました。私は「しんにょうTシャツ」(落ち着いた深緑色の地に部首の「しんにょう」をモチーフにした柄が白で描かれている)、通行卡(通行カードケース)、パンフレットを購入。
100710_10Tシャツ  100710_11通行#21345;



開演前のアナウンスで、今日はカメラが入っていることが告げられます。

                    ☆

開演。

ステージには、石壁のようなセットが組まれ、旅行かばんを持った一青さんが登場。《凧揚げ》で幕を開けます。♪恋結びした凧が切れた時 私もいつか空に浮かんでいた♪ というところの歌詞とメロディーが印象的な曲です。石壁のセットが開くと、アルバム「花蓮街」のジャケットを再現した街のセットが現れました。バンドのメンバーはその前方の枠になったところで演奏しています。

一青さんの第一声は「花蓮街へようこそ。」観客は花蓮街を訪れた客、一青さんがこの街の案内人という設定です。

コンサートは、それぞれの曲間でMC、というよりも台詞をはさみながら、進んでいきます。《coup d'etat》。この曲はアルバムの中でも私としてはすーっと聞いてしまってなかなか引っかからない曲なのですが。続いて《上の空》。アップテンポで盛り上がる《サイコロ》では背景にあるスクリーンが華やかに明滅していました。続いては「花蓮街」以外から名曲の《あこるでぃおん》。キーボードの方による鍵盤ハーモニカが郷愁をそそります。

舞台下手に用意されたテーブルと椅子、メイドっぽい恰好の女の子。「花蓮街にも最近メイド喫茶ができて、彼女もきっとそこから流れてきたのでしょう。」「甘いホットココアを一杯。」甘いものの流れで《Dolce》へ。背景のスクリーンにはDolceの文字が踊ります。ちょうど心地よくなるテンポの曲です。

続いて安定感のある名曲《かざぐるま》と続き、再び「花蓮街」から《ほおずき》。曲調も歌詞も可愛らしい曲です。一転して《指切り》。この曲の前のMCが「花蓮街ではあらゆる感情が許されている」だったでしょうか。

続いてはイントロでわからなかった《もらい泣き》。ここからアップテンポな曲が続きます。再び「花蓮街」から《ウラ・ハラ》、さらに《メイク》~《確信犯》。《メイク》の途中で《確信犯》に変わり、また《メイク》に戻るという構成。背景のスクリーンもフル稼働。続いてアルバム未収録で「ユア・メディスン~私があなたの薬になってあげる」のカップリング曲《白昼夢》と続きます。

少し落ち着いたところで《Final Call》。スクリーンに歌詞の断片がアニメーション効果付きで映しだされたのが曲に合っていて良かった。聴き入りました。

ここからしばらくは過去の人気ナンバーも交えながら。《月天心》《花のあと》(「冬めく」のカップリング曲)《大家》《ハナミズキ》といったじっくり聴かせる曲が続きます。そして本編最後は《うんと幸せ》。聴けば聴くほどにスケール感が感じられる曲です。

アンコールは《ユア・メディスン~私があなたの薬になってあげる》で一気に盛り上がります。先ほどの「うんと幸せ」と対をなすような曲で、どちらも弱った心にしみる曲です。そして、「季節外れですが」といいながら《冬めく》を披露。最後は、冒頭に歌われた《凧揚げ》の後半部分を歌って幕を閉じました。

アルバム「花蓮街」の世界に身をゆだねたひとときでした。

                    ☆

昨年来、一青さんは「新歌謡=進化窈」をキャッチフレーズに、“歌謡曲路線”へと舵をきり、「うんと幸せ」「ユア・メディスン~私があなたの薬になってあげる」「冬めく」という3枚のシングルと、アルバム「花蓮街」をリリースしました。私はこれまでも一青さんの歌謡曲寄りな部分にも惹かれていたので、このチェンジにはそれほど違和感を覚えませんでした。彼女は自ら詞を書き歌うことで自分の思いを歌に乗せているわけですが、これまでどおり、人や自然を独特の視点で見つめた一青窈の世界を届けてくれればいいなと思っています。

                    ☆

終演後、今回もロビーにはセットリストが掲出されていました。「花蓮街」風。
100710_04セットリスト



余談:

終演後、花蓮街グッズのカップケーキ「窈点心」がまだ売れ残っていたので、1個買いました(サンザシ味というのが珍しいのでそれに)。
100710_07カップケーキ1 100710_08カップケーキ2

1週間の賞味期限が切れたので冷蔵庫に入れておいたら、カミさんに食べられてしまいました(苦笑)。




一青窈@ハーモニーホール座間 2010.5.22

去る5月22日(土)、神奈川県座間市まで、一青窈さんのコンサートに行ってきました。今回は簡略的な記録です。

小田急線の相武台前駅下車。相模大野のちょい先です。
100522_01相武台前駅ホーム

駅前はちょっとひなびた空気が漂っています・・・。
100522_02相武台前駅

ここから徒歩15分ほどだったでしょうか。会場のハーモニーホール座間に到着。
100522_03ハーモニーホール座間

今回のツアーは最新アルバム「花蓮街(かれんがい)」の曲が中心で、舞台上はアルバムのジャケットに描かれた架空の街「花蓮街」を再現したセットが築かれていました。(ジャケットはこちらを参照。)

コンサートは、特に前半はMCらしいMCのないまま、ところどころモノローグを織り交ぜて、まるで演劇の舞台のように進んでいきます。具体的なセットリストや感想は今度の東京公演に参加してから書いてみたいと思います。コンセプチュアルな色彩の強い、大人のコンサート。

会館のロビーにはられていたポスター。かざぐるまを手にした一青さんの姿にちょっと惹かれます。
100522_04ポスター

帰りは臨時の直通バスを利用。
100522_05帰りのバス

駅前の焼肉屋へ。町田に本店があるそうで、今度行ってみようかと。
100522_06焼き肉屋

駅ビルの名は「ジョイフル」。一青窈の帰りなのにいきものがかりな気分に(笑)。
100522_07駅ビル




一青窈@東京厚生年金会館

一青窈の「premium acoustic tour '09」東京厚生年金会館に行ってきました。
090618_01チケット

ふと考えると、一青窈のコンサートは、去年のツアーで神奈川県民ホールとNHKホールに行き、それから、武道館ライブ、今年3月の神戸こくさいホール、そして今日と、この1年間で5回にもなり、お気に入りのアーティストの中でも、最も多く行っていることになります。

新宿の東京厚生年金会館は、1993年4月、初めて辛島美登里のコンサートに行った、思い出の地です。
090618_02厚生年金会館

今回のコンサートは、名古屋、大阪、東京(1日目)とまわってきて、最終日。
090618_03開演前

以下、まったくの独断と偏見に基づいたコンサート・レポートです。セットリストは確認済ですが、MCについてはかなりあやふやな記憶に基づいています。あしからず。

                    ☆

今回は、武部聡志、小林武史の2人のプロデュースで、この両名と一青窈の3人編成によるコンサートです。舞台には、正面に大きな、左右にそれより小ぶりの、不等辺四角形のスクリーン。よく見ると3つの額縁になっています。

打ち込みのリズムが流れる中、上手から小林武史が登場し、キーボードに、下手から武部聡志が登場し、ピアノに、それぞれ向かいます。リズムに合わせて、1.《翡翠》のイントロを両名が奏で、一青窈が登場。最初から大人の雰囲気の曲で、今日のコンサートの空気を作ります。続いて、2.《てんとう虫》「世界は何のためにあるのか」の歌詞が耳に残る曲です。

そして、次に流れてきたイントロに、「え、もうこれ出しちゃうんだ」と思った、3.《つないで手》。この曲は、ハナミズキを抜いて、目下私にとって一番好きな一青窈の楽曲。イントロの最初の一音が流れただけで、一気に涙腺が緩みます。そして、3コーラスめ、

    もしも私が先に死んであなたを悲しませるなら
    どんなに傷ついても今を生きるため負けない

    たくさんのもしもをもてるから
    私の瞳は何時でもたくさんの夢で輝くの
    あなたから あなたから つないで手


涙腺決壊寸前です。「どんなに傷ついても今を生きる」。彼女の詞には、今を精いっぱい生きるといったメッセージが込められた曲が多く見られます。早くにご両親を亡くし、幼いころから人の生と死を見つめてきたからなのかもしれません。

涙腺が決壊せずにすんだのは、そのあとの一青さんの元気な「こんばんは!一青窈です!」のおかげ。今日は舞台に額縁が4つ・・・と言われて、初めて、3人がいるステージも、大きな不等辺四角形の額縁で囲まれていることに気づきました。そして、今日の模様は、(選挙の影響がなければ)8月10日ごろにNHKBSで放送されるとのこと。「今日、厚生年金会館前の歩道橋から街をながめていた。何かを考えたいときに、場所を決めてそこで思いにふける。例えば、小学生のころ、父を亡くして寂しくて駆け込んだ音楽室、好きな人にふられて立ち尽くした中学校の非常階段・・・。」そういった話をして、次の、4.《あこるでぃおん》へ。武部さんの鍵盤ハーモニカというのがスペシャル感を醸し出します。

《あこるでぃおん》も私の好きな曲の一つです。「君が忘れてしまった 音楽室の隅」・・・ふと懐かしさを覚えます。この曲に代表されるように、一青窈には子供時代、学生時代を歌った歌が数多くあります。感受性豊かな子供であったに違いない彼女にとって、そのころの思い出は色あせることなく、詞と言う形で紡ぎだされるものなのでしょう。

続いては、最新シングルの、5.《はじめて》。実は、冒頭のイントロでは何の曲なのかわかりませんでした。いわゆるジャズィーな感じと言うのでしょうか、オリジナルとは違う、大人の雰囲気を感じさせるアレンジが新鮮でした。次は、6.《影踏み》。私がなかなかタイトルと一致させられない曲の一つなのですが、これも子供時代、学生時代を歌った曲ですね。「気づいてみたらたくさんの人に囲まれてた 君が僕を信じてる」というサビの部分が心を癒してくれる曲です。



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プロフィール

こばあつ

Author:こばあつ
札幌市出身、埼玉県南部在住。美術大学で英語を教えています。
◆専門◆音声学(主に英語の音声教育、発音表記など)。広くことばやことばの音に関する楽しい話が好きです。
◆趣味◆
【旅行】鉄道旅行と食べ歩き。
【うたを聞くこと】<好きな歌手>上野まな、Perfume、辛島美登里、一青窈、いきものがかり、福原美穂、RYTHEM、太田裕美、溝渕文。<気になる歌手>花菜、山崎葵。ちなみに合唱経験者です。初期の木下牧子作品は思い出深く好きです。
【その他】<好きな女優>上野樹里、宮崎あおい、臼田あさ美、市川実日子、笹峯愛、深津絵里、石原さとみ、松本まりか、ほか

★アメブロで「こばあつの雑記帳(別館)」やってます。
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