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辛島美登里(みやぎびっきの会・東日本大震災支援Live)@渋谷C.C.レモンホール 2011.6.7

去る6月7日(火)、渋谷C.C.レモンホールで行われた「みやぎびっきの会プレゼンツ東日本大震災支援LIVE~Dream Chain~」というコンサートに行ってきました。辛島美登里さんが出演するということもありますが、少し興味のあるアーティストや、私の世代にとっては懐かしさを覚えるアーティストが多数出演するというので、行ってみました。
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「みやぎびっきの会」というのは、宮城県出身のミュージシャンを中心に結成されたグループで、宮城県内の子供たちの音楽活動を支援しているそうです。(詳しくはこちら→http://bikkinokai.net/index.html

会場のC.C.レモンホールには、渋谷公会堂時代も含めて初めて来ました。
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このコンサートのTシャツが販売されていたので購入しました。このコンサートとグッズ販売の収益金は被災地の子供たちの支援に使われるとのこと。
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辛島さんの名前も。
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裏にはかわいいカエルの絵が(「みやぎびっきの会」の「びっき」とは方言でカエルのことだそうです)。
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見渡すと、客層としては私と同じかそれより上の人が多いように見受けられましたが、団体で来ている生徒さんもいたようです。

                    ☆

開演予定時刻の18:00ちょうどにスタート。「みやぎびっきの会」メンバーで、声優の山寺宏一さんとラジオパーソナリティーの小川もこさんが司会として登場。「みやぎびっきの会」では3月19日に仙台サンプラザホールで公演を予定していたものの震災で延期となり、復興支援のために今日のコンサートを企画、東北地方出身以外のアーティストからも多数の賛同を得られて開催の運びになったとのことです。

最初は「みやぎびっきの会」のメンバーによるステージ(1人1曲ずつ)。

稲垣潤一「1・2・3」...以前、辛島さんがゲスト出演した稲垣さんのコンサート(→「稲垣潤一with辛島美登里@さんぶの森文化ホール 2009.11.8」)で聞いたことがありました。アップテンポな曲です。

遊佐未森「I'm here with you.」...かつて、辛島さんが掲載されている雑誌を買うともれなく遊佐未森がついてきた、と言っても過言ではないほどで、90年代ガールポップの一角を担った存在。なので、当時彼女の曲を聞くことはなかったにもかかわらず、勝手な親近感を抱いていました。若い人だと「みんなのうた」の「クロ」(2005年)で知っている人が多いかもしれません。

小柴大造「虹を架けよう」...宮城県を応援しようという復興支援ソング。宮城県内の地名がたくさんちりばめられていて、深い郷土愛を感じました。司会のお二人も加わっての歌でした。

YouTubeでサビの部分だけ聞けるようになっていました。



かの香織「Over the Rainbow」...彼女も90年代に名前をよく目にしたアーティストとして記憶に残っています。独特の歌声が印象的。

中村雅俊「涙」...ギター弾き語りで。結構な年齢だと思いますが、それを感じさせません。

さとう宗幸「青葉城恋歌」...懐かしの名曲。大ヒットした当時中学1年だった私はこの曲に魅せられ、シングルレコードを購入しました。私の中で仙台のイメージが高いのにはこの曲がかなり貢献しています。2コーラス歌い終わったあと、「みやぎびっきの会」メンバー全員が登場し、客席も一緒に1番を斉唱しました。33年経って初めて生で聞けて感動。

                    ☆

ここからは「みやぎびっきの会」メンバー以外のアーティストが続々登場。

坂本サトル「天使達の歌」...今回初めて知ったアーティスト。青森県出身で、自分のところはそれほど大きな被害はなかったものの、被災地支援を続けているそうです。

川嶋あい「旅立ちの日に…」...辛島さん以外でぜひ聞きたかったのが彼女の歌。何年か前のことですが、「旅立ちの日に…」をテレビで耳にして一発で気に入り、誰の何という曲なのかをネットで調べてアルバムを購入しました。この日、ピアノで弾き語りをする前に、彼女はこんなエピソードを話しました。<津波で甚大な被害をこうむった南三陸町の小学校で、高台に避難した子供たちが歌を歌って励ましあいながら夜を過ごした。それは卒業式で歌うことになっていた歌で、自分の「旅立ちの日に…」だった。> このエピソードを聞いたあとで聞く「旅立ちの日に…」は涙なくしては聞けませんでした。(実は今もこの曲を聞きながら文字をタイプしては涙が浮かんでいます。)



岡本真夜「Tomorrow」...今回はバラード風のピアノ弾き語りバージョン。この曲もかなり好きでシングルCDを持っているはずです(その後彼女の曲を聞き続けることはしませんでしたが)。生で聞くのは初めて。18歳の時に作った曲と聞いて驚きました。

佐藤竹善「Spirit of Love」...バンド「Sing Like Talking」のボーカル。熱唱、でした。

寺井尚子「La Fiesta」...初めて名前を聞きましたが、ジャズバイオリニストとのこと。その演奏に圧倒され、ふだんジャズを聞かない私をもぐっと引きつける演奏でした。こういう人を実力派というのだろうなと。

ここで、音楽の方はいったんお休みになり、宮城県出身の芸人さんが2人登場。

狩野英孝...意外に、と言っては失礼ですが、かなり面白かった。テレビではどちらかというと“残念な人”扱いが多いけれども、ああ、れっきとした芸人さんなんだなというのが分かりました。ネタもさることながら、話術が素晴らしい。お馴染みというよりはもう消費しつくされた感のある台詞「ラーメンつけめん僕イケメン」は自己紹介のときにサラッと言って、客を安心させつつもそれで引っ張ることをしない。観客の反応を見ながら、必要に応じて繰り返したりして(もちろんお笑いの要素を入れながら)自分の話にうまく引き入れていく。お笑いのライブには一度も行ったことがありませんが、いやあ、いいものを見ました。

マギー審司...簡単な手品をしてすぐネタばらしをしたり、手品をするのかと見せて何もしなかったりと、のらりくらりとした喋りが訛りによって一層面白くなります。それでいて、ここ一番というところでちゃんとした手品を見せるあたりはうまい。これまた、いいものを見たという気持ちになりました。

再び、歌の時間に戻ります。

沢田知可子「会いたい」...これも好きな曲ですが、辛島さんが沢田さんのライブにゲスト出演したときと、「アラフォーコンサート」とで、すでに2回、生で聞いたことがあります(→「辛島美登里@豊橋【ネタばれ注意!】」「辛島美登里@アラウンド40コンサート(福山・リーデンローズ) 2010.6.25」)。彼女の声は個人的にはあまり好みではないのですが、この曲は久しぶりに聞くといいですね。

高橋ジョージ「ロード」...懐かしさも感じる「The 虎舞竜」の大ヒット曲を熱唱。

辛島美登里「手をつなごう」...いよいよ辛島さんの出番です。

「手をつなごう」はもともと今年リリースされた斉藤由貴さんのアルバムの中の1曲として提供された曲ですが、震災後に辛島さん自身がライブなどで歌うようになりました。この日、辛島さんは「お客さんの顔を見て歌いたい」ということで、弾き語りのこの曲をピアノではなく、舞台から客席を向いて歌えるように設置されたキーボードで歌います。歌う前にお客さんに立つように促し、サビのところで隣の人と手をつないで前後に振るようにお願いします。“練習”も終わり、辛島さんの歌が始まりました。

この「隣の人と手をつなぐ」というのはしばらく前からライブなどでやっているようですが、私は4月の鹿児島でのファンクラブイベントでのミニライブでしか体験したことがなく、その時は何となく微妙な空気が流れた(気がした)ので、今日はどうかな...と思っていました。ところが、意外にもサビの部分で隣の人と手をつないで前後にふるというこの演出は盛り上がり、かなりいい雰囲気で曲が終わりました。司会の小川もこさんは舞台袖で感動して涙ぐんでしまったということです。

他のアーティストたちが「誰でも知っている」大ヒット曲を歌う中、辛島さんはたぶん「誰も知らない」曲を歌ううえに、手をつなぐ演出がしっくりこなかったらどうしよう...などという私の心配は完全に杞憂に終わりました。お客さんの反応が良かったことは、終演後のチャリティーCD(この曲が収録されている)の売れ行きが良さそうだったことからもわかりました。

「手をつなごう~辛島美登里より愛を込めて~」



竹中直人「ハミングバード」...歩きながらわざとコケて見せたりインタビューのときに変な声で答えたりするのはこの人のシャイな一面の表れでしょうか。それとは対照的に、歌の方は非常にカッコイイ。魅力的な人です。

ここで、他の仕事のため出演できないが間に合えば駆けつけたいと言っていた漫才コンビ・サンドイッチマンが登場。仙台出身で、震災後いちはやく被災地支援のために動いた彼らの登場に、客席は万雷の拍手。時間がないということでごくごく短い小ネタだけをしていきました。

スターダスト・レビュー「木蘭の涙」...メンバーがBGMを演奏する中、ボーカルの根本要さんがステージ上を歩きまわりながらMC。スターダスト・レビューのコンサートは長時間にわたることで有名らしく、「1曲だけ歌って帰る」という経験があまりないのだとか。そのためどうしたらいいかわからず喋り続けている、とのこと。ひとしきり喋ったあと、歌が始まりました。私はスターダスト・レビューについてはほとんど何も知りませんが、この「木蘭の涙」だけは知っていて、♪逢いたくて逢いたくて この胸のささやきが... で始まるサビの部分に心を強く揺り動かされます。これも名曲だよなあと、感動しながら聞きました。

大友康平「ハガネのように 花のように」...大友さんが、敬愛する伊集院静氏の「ハガネのような強さと花のようなやさしさを持った心で」という言葉をもとに作った新作。

Chage「まわせ大きな地球儀」...ファンの人たちがタオル?ハンカチ?を回していました。

さだまさし「いのちの理由」...中高生のころ実はさだまさしファンで、札幌でのコンサートにはよく行っていた私にとっては、約20年ぶりの「生さだ」(NHKの番組の方ではない(笑))。時間がないので自慢の漫談(笑)も控えめに。ある店に行って「ファンなんです」と言われて気を良くしていたら、「好きなんですよ...『青葉城恋歌』」と言われ、思わず ♪広瀬川~ と歌ってしまったとか。この日歌った「いのちの理由」という曲は、♪私が生まれてきた訳は 父と母とに出会うため... という歌詞で始まり、♪私が生まれてきた訳は... という歌詞が繰り返し歌われます。円熟したさだまさしの世界です。久しぶりにさださんのコンサートに行ってみたいなと思いました。ところで、2階席の私の右後方にいたおばさんが、しきりに「さだっさんっ!」と太く大きな声でかけ声をかけていたのには苦笑してしまいました。へたなAKBファンよりもすごいかも(笑)。

最後に、出演者がステージに勢ぞろいしました。事前に配られた歌詞カードを見ながら、客席も全員で「ふるさと」を歌ってお別れしましょう、との趣向。と、さださんがここで進行を止めて「ビッグな人が駆けつけてくれました!」と。誰が出てきたのかと思ったら、谷村新司さんではないですか。え?本物?まさかこのためだけに?と最初は疑ってましたが、本物でした。来られないかもしれないと思ったが、ぎりぎり間に合ったとのこと。

さださんの機転?で、「ふるさと」の1番をまず谷村さんに独唱してもらい、そのあと再び1番から全員で歌うことになりました。なんとも贅沢なフィナーレでした。21時ごろ終演。

                    ☆

終演後、ロビーで辛島さんの「手をつなごう」のCDを販売していたので購入(正確には500円以上の寄付)。
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そのすぐ隣で川嶋あいさんのCDも売っていたので購入(正確には300円以上の寄付)。
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川嶋さんのCDは、製作コストを下げるためか、短期間で製作するためか、簡易包装でした。以前からチャリティー活動を継続的に行っている人は違うなあ、と妙なところで感心してしまいました。

この日のコンサートはそうそうたる顔触れが揃ったということもありますが、平等に1人1曲というのが良かったと思います。様々なアーティストの歌を少しずつ楽しめるなんて、こんな機会はめったにありません。

今回はさくっと書くつもりがずいぶん長い文章になってしまいました(笑)。それだけ充実したライブだったということです。



※セットリストについては、こちらの記事を参照しました。
「みやぎびっきの会、チャリティコンサートに全24組出演 / BARKSニュース」




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辛島美登里@狛江エコルマホール 2010.11.14 (その2)

辛島美登里@狛江エコルマホール 2010.11.14 (その1)」の続きです。

                    ☆

15分間の休憩をはさみ、16:20に第2部のライブ開始。ステージからは椅子が取り払われ、ピアノ1台。今日はサポートメンバーもいない、完全弾き語りのコンサートです。

辛島さんは今度は濃いめのピンク色のドレスで登場。

1曲目《笑顔を探して》。♪なぜ欲しいものを“大好き”と声に出して言えないの♪ のサビをアカペラで歌い始める、コンサート・バージョン。6月の福山での「Around 40コンサート」のときは、客席がまだ落ち着かない状態で始まってしまったので不満が残りましたが、今日はさすがにワンマンライブ。第1部があったということもありますが、最初から落ち着いた状態で聴くことができました。今日は(CDなどと比べて)ずいぶんテンポが速く、えらくポップな歌になっていました。

2曲目の《抱きしめて》に入る前に辛島さんから簡単に曲紹介がありました。「第1部では、私が女性でお客さんにも女性が結構多いということもあって、女性中心の話になってしまって男性の皆さんは置き去りにしてしまったかもしれません。でも次に歌う曲は男性に向けて書いた曲です。最近は男の人が弱くなったとか聞きますが、それでも、女性より男性の方がぐっと涙をこらえなくてはならない場面は多いのではないかと思います。そういう男性を包み込むような歌です。」辛島さんの曲は昔からするめソングと言われて(噛めば噛むほど味が出る)いますが、私にとってこの曲はその代表格。正直なところ、最初はピンと来なかった曲です。何度も聞くうちにこの曲が表現している愛情の深さを感じるようになってきました。

辛島さん「最近行動面でも恋愛から遠ざかっていますが・・・。(会場笑)」このあとは3曲続けて恋愛の歌。

3曲目はハイ・ファイ・セットの《フィーリング》です。「この曲がヒットしたのは私が中学生の頃で、その頃は全然歌詞の意味がわかりませんでした。どうして許すんだろう、『今あなたと私が美しければそれでいい』ってどういうことだろう、と思っていました。やっと最近になってこの曲の意味が分かってきたような気がします。」辛島さんの歌を聞きながら、辛島さんは以前(数年前)と比べてファルセットがきれいになってきたなと感じました。

4曲目の《あなたは知らない》は、うって変わって若い恋愛の歌。説明するのに今更感があるほどに、辛島さんのライブでは定番曲の一つですが、今日は《フィーリング》のあとにこの曲が来たために、改めて、大人の恋愛、若者の恋愛、いろんな世代の恋愛を辛島さんは歌ってきているなあということを感じました。

5曲目《愛すること》。前奏なしに ♪愛が生まれてそして 息絶えるまで 時間はどのくらい♪ とサビで始まるこの曲は、相当の歌唱力と体力を必要とする曲です。一時期封印されていましたが、最近よく歌ってくれるようになり、辛島さんの歌声に魅了されている者としては嬉しい限り。辛島さんの声と歌唱力を堪能するならこの曲です。

歌った後、《愛すること》は阪神・淡路大震災の時に、夜テレビで「ニュース23」を見ながら「今しかないんだ、そのうちになんて言ってちゃいけないんだ」ということを強く感じてできた曲という紹介がありました。

6曲目は《夕映え》。この曲もおなじみの曲。後半、♪今 長い坂道で 見つけた夕映え・・・♪ の部分がCDでは子供たちの斉唱になっているんですが、そこを今日は辛島さん自身がファルセットで歌い、直後の ♪今 はぐれた心が 一つに重なる・・・♪ の部分を力強い地声で歌うことによって、はっきりとしたコントラストを付けるという意図が、見事に成功していました。

最後の曲は《サイレント・イヴ》。かつて、春から夏にかけてはニューアルバムを引っ提げてのツアー、11月以降はクリスマスコンサート、というスケジュールだった頃は、この時期にこの曲を聴くと、「ああ、『サイレント・イヴ』の季節が近づいてきたな」と思えたものです。が、最近は他の歌手の方とのコラボが中心で、そうなると代表曲(辛島さんの最大の(唯一誰でも知っている)ヒット曲)である《サイレント・イヴ》をどこに行っても歌うことになるので、そういう感慨を感じられなくなったのはちょっと残念です。

                    ☆

拍手が続き、アンコールの手拍子にならないうちに、さっさと辛島さんがステージに戻ってきました。曲は今年リリースした《桜》。この曲も、上述したようなするめソング的な味わいがあります。最初に聞いたときは、曲があまりにも辛島さん的であることもあってか、右から左に抜けていくような、今一つひっかかりどころがない曲に思えたのですが、次第に味わいが出てきました(個人的に)。このあたり、前にも書きましたが、「菜種時雨」という曲にも通じるものがあります。

曲が終わり、辛島さんが立ち上がり、ステージ上手、中央、下手の順にお辞儀をしてステージを去りました。このとき、辛島さんのコンサートではずーっと前(私がファンになった1993年以前)から使われている、辛島さん作曲のエンディングテーマが流れました。ずいぶん久しぶりに聞くなあと思ったら、私は昨年のクリスマスコンサートに行けなかったせいで、久しく辛島さんのホールでの単独ライブに来ていなかったことに気付きました(最近行った単独ライブは、神戸ポートピアホテルでのディナーショーと、ビルボードライブ大阪でのライブだけ)。ファンからも人気のこのエンディングテーマを聞いていたくて、ぎりぎりまで客席に残っていました。

17:00過ぎだったでしょうか(時刻を確かめ忘れました)終演。充実した「トーク&ライブ」でした。

                    ☆

ここ2年ほど、いろんなアーティストを追っていますが、辛島さんのライブに来ると、ホームグラウンドに戻ってきたような安心感があります。やはり、ファン歴17年は伊達じゃないな、と我ながら思ったりします。また、今日も辛島仲間とも呼ぶべき友人が私のほかに8人も来ていて、そんなところもホーム感をかもしだしているかもしれません。

帰り、その友人たちのうち私を含めて7人で新宿に出て、中村屋のカレーバイキングに行きました。私が先日一人でランチで行ったのをツイートしたらそれに喰いついた友人がいて、皆で行こうと言うことになりました(私は2週連続(笑))。食いしん坊が多い集団なので、良かったようです。
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辛島美登里@狛江エコルマホール 2010.11.14 (その1)

昨年(2010年)11月14日(日)、狛江エコルマホールで行われた「辛島美登里トーク&ライブ」に行きました。

新宿から小田急線で、区間快速→(代々木上原)→多摩急行→(成城学園前)→各停、と乗り継いで狛江駅到着。
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いつも通勤で通過している駅ですが、初めて降り立ちました。
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エコルマホールは駅に隣接した建物で、下がスーパー(小田急OX)になっていてエレベーターで上るのですが、そのエレベーターの場所が分かりにくくまごつきました。
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前半が辛島さんのトークで、後半がライブという形式の「トーク&ライブ」に私が来たのは数年ぶりです。ファンクラブでとった座席は前から6列目、上手側通路から2つ外側の席で、まあまあ。

開演予定時刻の15:00ちょうどにスタートしました。辛島さんが、布をつぎはぎしたようなデザインのドレスで登場。ステージ中央の椅子に腰かけてトークがスタートします。

5~6年前に始まったこの「トーク&ライブ」、トーク部分のテーマは「40代からの素敵な生き方」となっていますが、辛島さん曰く、もう40代最後の歳になってしまい、来年からは4を5に変えなくてはいけないかも、と。

以下、辛島さんのトーク内容の概要を順を追って書いてみます。【ライブ当日、記憶が鮮明なうちに書いたものなのでけっこう詳しく書けているように見えますが、たぶん間違いや抜けているところがたくさんあると思います。あらかじめご了承ください。】

↓ ↓ ↓
《今の40代以上は若い》
私が子供のころ、お母さんやおばあちゃんを見て、40代50代60代というのは、もうおばさん、おばあさんというイメージでしたが、今のその世代はあまりそういう感じがしませんね。若くなっていると思います。例えば今日着てきたこの服も、原宿にいる女の子が着ていてもおかしくないけれど、今の40代の人なら誰だって平気で着られると思うし。昔は娘の服を母親が着たりすると無理をしている感じがあって「痛いよね」という感じでしたけど、今は娘の服を母親が着たりその逆をしたりというのはごく普通になってますよね。

よく「子供は感受性が豊か、大人になるといろいろなものがしみついて感受性が鈍る」と言いますけど、それは嘘だと思います。自分自身、四季の移り変わりに心が動くようになったのは40代になってからだし、季節から季節へとスライドしていくその感じがいいと思えるようになったのはつい最近。今年、私はツイッターを始めたんですが、だいたいつぶやく内容はそんな微妙な季節の変化のことが多くて、だから朝1回しかつぶやかないんです(笑)。

《40代になって変わったこと‐女友達》
40代になって何が変わったかと言うと、女友達が増えたこと。自分は子供のころからあまり同性の友達がいなくて、例えば2人で組になってと言われると、ぱっとすぐ組む相手が見つかる子とは違って、いつも、誰か組んでくれないかなと心配している子供でした。20代の頃は、ライバルのような見方をしてしまい、「あの子は男の子にもてようとして可愛い格好をしている」とか、そんな風に思っていました。40代になって、ようやく素直に話ができる同性の友達ができるようになりました。といっても、自分の場合5人とかそのくらいで、決して多くはないんだけれども、自分としては十分多いんです。

《40代になって変わったこと‐仕事》
仕事をしている人は、しんどいな、つらいな、と思うことが多いと思いますが、そうです、仕事はしんどいんです。だからこそお給料をもらったりしてるんですよね。そして仕事には必ずいやな相手、苦手な相手というのがいるものです。私は最近は、こうしています。例えば、他人のことをほめたあとに欠点をあげつらう人っていますよね。で、自分が悪者になりたくないものだから、最後はまたほめて話を終えるような。そういう人と話すときは「あ、来るぞ来るぞ」と待ち構えておくんですね。「あーやっぱり来た」と。そして、そういう人からはなるべく距離をとるようにしています。そして、本当にしんどくなった時は、休んでください。

《刑務所の慰問に行った話》
私は過去に2回、女子刑務所に歌いに行ったことがあります。佐賀県の麓刑務所と岐阜県の笠松刑務所なんですが、笠松刑務所には私の友人が勤めていて、「みどりちゃん、今度歌いに来て」と言われたんですね。でも、負のオーラが立ちまくっている場所に行くことには抵抗があって、それでも、自分で役に立つならという表の気持ちと、ちょっと見てみたいという裏の気持ちがあって、お引き受けしました。行ってみて驚いたのは、体育館のような広い所で受刑者たちが作業をしているんですが、その顔が私とまったく変わらないこと。窃盗や殺人事件を犯してここにきている人たちが、誰一人凶悪そうな顔をしている人はいなくて、化粧こそしていないけれども、私が朝起きたときの顔と同じ顔で作業をしていることに「この人たちと私との境界線は何なんだろう」と思いました。彼女たちは、番号で呼ばれて、「立て」とか「はやく歩け」とか命令調で指示されるんですね。私たちの普段の生活で命令調で何かを言われるということはめったにないと思うんですが、その光景を見て、あ、名前で呼ばれるということがこんなにありがたいことなのかと思いました。

刑務所で歌うときに、その友人から「ありがとう」とか「楽しんでください」とは言わないで、と言われました。え、どうして、そのくらい・・・と思ったんですが、友人が「気持ちはわかるけど、ここにいる人たちは『ありがとう』と言われる存在ではないし、被害者からすると、刑務所で『楽しむ』なんていうのはとんでもないことなんだよ。」と言うのを聞きました。それでもあれはつらかったですね、「楽しんでください」と言えないというのは。

受刑者の中には、窃盗や殺人を犯した人たちもいましたが、一番多いのは覚せい剤で来た人たちでした。そういう人たちは、刑務所を出てもまた元の仲間が迎えに来て、それはたいてい男の人で、また覚せい剤をやってしまって刑務所に戻って来る、そのことを聞いたときに「ああ、女性が自立して働いてうんぬんとか言うけれども、まだまだ女性は男性に翻弄されてしまうところがあるんだな」と感じました。

そのときに歌ったのは、彼女たちがある一線を踏み越えてしまう前、私たちと同じところにいたであろう頃にヒットしていた曲で、これからその曲を歌いたいと思います。
↑ ↑ ↑

ということでピアノの位置に移動して、ユーミンの《卒業写真》を弾き語り。結構いろいろなライブで歌っているせいか、安定感が増してきたような気がします。

引き続き辛島さんのトーク。

↓ ↓ ↓
《亡くなったお父様の話》
私は7年前に父を亡くしました。最後は認知症でした。父は公務員だったんですが、真面目を絵にかいたらこうなるだろう、という人で、自分のこともきっちりやって、私のハンカチもアイロンがけしてくれるような、そんな父でした。そんな父が、ある時を境に段々といろんなことが出来なくなって壊れていくのを見るのは辛かったです。私もこういう仕事をしているので、実家の鹿児島にはなかなか帰れなくて、時々行ってはちょっとお手伝いをするぐらいのことしかできませんでした。父も最後は私のことを明るいお手伝いさんくらいにしか分からなかったろうと思います。洗面台に父を連れて行って、手をお湯の中に入れてあげて、私が「温かいね」といったら「温かいね」と言ってくれた、それが、私を認識して言ってくれた最後の言葉だったと思います。人生の99.9%はきちんとしてきた父を最後の0.1%の時にこんな風にしてしまうなんてと、神様を恨んだりもしました。父はきちんとした人だったので高い高いをしてくれたことくらいしか、父と日常的に触れ合うという記憶がありません。でも、最後にこうしてお世話することで父と触れ合うことができたのは、良かったのかなと思います。

今年の夏、私の友人のお父様が亡くなりました。別の友人と、お見舞いに行ったらかえって迷惑なんじゃないだろうかとか、話したんですが、その友人は家族ぐるみで私のコンサートにも来てくださっていたので、一言お礼がいいたい-これもエゴなのでしょうけれども-と思って、結局行きました。そうすると、家族の方から「歌ってあげて欲しい」と言われて、歌うと言っても何を・・・と思っていたら、「サイレント・イヴ」を歌ってあげて欲しい、と言うんです。この場であの曲は・・・♪さようならを決めたことは決してあなたのためじゃない♪なんて、縁起でもないとお断りしたんですが、お父さんが好きな曲だからと言われて、歌いました。そうしたらですね、お父さんが私に「頑張ってね」と行ったんですよ。えー!人間って、こんなに体が弱弱しくなっても、人を励ますことができるものなんだ!と、驚きました。私の方が逆に励まさなくちゃいけないのに。

《祁答院(けどういん)中学校でのライブのこと》
10月に鹿児島の祁答院中学校というところでライブをしてきました。そこに私の同級生が数学の先生として勤めていて、田舎なので芸能人も来ないのでぜひと言われて。芸能人と言っても、EXILEみたいに中学生がよくわかるような芸能人じゃないし(笑)、と思ったんですが、そこには親のいない子や親から虐待を受けて来ている子が暮らす施設があって、そこからも中学校に通ってくる子供たちがいる、でも楽器を買う余裕はないので音楽になかなか触れられずにいる、という話を聞いて、だったらということでお引き受けしました。吹奏楽部があるとのことだったので、その子たちとのコラボを核にすればなんとかやれそうかなと思いました。

当日は中学生だけじゃなく、4つの小学校からバスで小学生もやってきて、親御さんたちも来ました。皆で歌えるものがいいと思って、「翼をください」を歌ってみたんですが、小学生たちは元気に歌ってくれたんですね。ところが、中学生たちは、シーン。どうしようかと思って、「人はいつから他人と一緒に歌うことに恥じらいを覚えてしまうんだろうね」なんていう話をして。そうしてもう一度歌ってみたら、少し声を出してくれました。

コンサートが終わって校長室でご挨拶をして帰るときに、廊下でさっき歌おうとしなかった中学生たちが「翼をください」を歌ってるんですね。遅いよーと言いながらも嬉しかった。で、札付きのワルみたいな子が寄ってきて「辛島さん、サインください」って言うんですね。「それ国語の教科書じゃない、だめだよ!」と言ったら、これしかないというので、「寝ないこと!」と書いてサインしてあげました。もう一人のやっぱり不良っぽい子も「サインください」-ちゃんと“ください”って言うんです-というのでサインをしました。

《霧島高校の校歌の話》
鹿児島の霧島高校という新設校の校歌を作ったんですが、校長先生から、生徒が歌いやすい歌というだけで、あとは自由に作っていい、霧島高校という名前すら入れなくてもいいと言われました。2年前の入学式に呼んでいただき、ピカピカの新入生を前に、校歌を歌ってみましょう、と始めたんですが。やっぱりシーン、なんですね。そこで、ご両親や教育関係者の方々もご一緒にと言ったら、周りのその大人の人たちが元気よく歌ってくださいました。君たちはこんなにも大人の人たちから愛されているんだよ、ということが伝わればいいなと思いました。霧島高校は今年3学年がそろって、来年の春に最初の卒業生が出ます。今日はその霧島高校の校歌をお聞きいただきたいと思います。
↑ ↑ ↑

辛島さん作詞・作曲の《霧島高校校歌》を弾き語り。1番は男子、2番は女子に向けたメッセージ、3番は周囲の大人や霧島の自然を描いたとのこと。初めて聞きましたが、軽快で爽やか、初期の辛島さんの青春ソングを想起させるような歌でした。混声四部に編曲すれば合唱コンクールにも持って行けそうな歌です。随所に“辛島節”も見えて、思わず心の中でニヤリとする場面も。

第一部のトークは約65分、16:05頃終了。これより15分間の休憩。



辛島美登里@狛江エコルマホール 2010.11.14 (その2)」に続く。




バースデーカード2010 その1: from 辛島さん

少し日が経ちましたが、今年も辛島美登里さんのファンクラブ「Greenfields」からバースデーカードが届きました。学会や“遠征”でバタバタしていたので何日に届いたのか定かではないのですが、封筒の消印を見ると8月4日。おそらく翌日には届いていると思われるので、1日遅れです。ちなみに去年は4日遅れでした(笑)(→「4日遅れのバースデーカード」)。

 関連記事「バースデーカード2010 その2: from RYTHEM」

※誕生日がまだなのでカードをまだ見たくない、という辛島FC会員の方は「続きを読む」をクリックしないでください。またはスクロールしないでください。写真があります。

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辛島美登里@Billboard LIVE 大阪 2010.8.7

★おことわり★

この記事には、辛島美登里さんの【ベストアルバム「オールタイムベスト」発売記念ライブ「カラフル 辛島美登里×古川昌義×古川初穂」】の公演内容(セットリスト、MC等)が掲載されています(いわゆるネタバレです)。

神奈川公演に行く予定の方で、公演内容を事前に知りたくない方は、「続きを読む」をクリックしないでください。もしくはスクロールしないでください。


8月7日(土)、Billboard LIVE 大阪での辛島美登里さんのライブに行ってきました。

前日の「Rock in Japan Fes. 2010」での日焼けがひりひりする中、茨城県の日立市から特急と新幹線を乗り継いで大阪までやってきました。

私にとって、辛島さんの単独ライブは昨年12月の神戸ポートピアホテルでのディナーショー以来なので大いに楽しみにしていました。8月4日(私の誕生日!)に初期の頃から最近までのナンバーを集めたベストアルバム「オールタイム・ベスト」が出たばかりで、発売記念ライブと銘打っているので、その中に収められた曲が歌われるのだろうなという予想はたてていました。

この日は1stと2ndの2ステージありましたが、私は2ndの方に参加しました。
100807_02ビルボード入口

100807_01辛島ポスター

20:00開場。係の方の案内で会場に入り、友人と4人で舞台から2列目中央のテーブルを陣取りました。辛島さんもよく見え、全体も見えていい位置です。珍しくペールエール(イギリスのビール)があったのでそれを注文。(2杯目はジントニックにしました。)
100807_03ビルボード食卓  100807_04ペールエール

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上野まな - Feeling
上野まな - My Silly Girls
プロフィール

こばあつ

Author:こばあつ
札幌市出身、埼玉県南部在住。美術大学で英語を教えています。
◆専門◆音声学(主に英語の音声教育、発音表記など)。広くことばやことばの音に関する楽しい話が好きです。
◆趣味◆
【旅行】鉄道旅行と食べ歩き。
【うたを聞くこと】<好きな歌手>上野まな、Perfume、辛島美登里、一青窈、いきものがかり、福原美穂、RYTHEM、太田裕美、溝渕文。<気になる歌手>花菜、山崎葵。ちなみに合唱経験者です。初期の木下牧子作品は思い出深く好きです。
【その他】<好きな女優>上野樹里、宮崎あおい、臼田あさ美、市川実日子、笹峯愛、深津絵里、石原さとみ、松本まりか、ほか

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